ベル状態
2量子ビットの4つの最大もつれ状態。全体を部品に分解できないことを示す、量子力学で最も単純な例。
通常 |Φ+⟩ と書かれる状態では、どちらの量子ビットも0か1かが決まっていないのに、測定すれば必ず同じ値になる。片方を測ればもう片方の値が、どれだけ離れていても即座にわかる。ただし、片方だけを見ると結果は完全にランダムである。
ジョン・ベルは1964年、こうした相関が、いかなる隠れた変数理論が許すよりも強いことを示した。1970年代以降の実験がこれを繰り返し確かめ、2022年のノーベル物理学賞はまさにこの研究に対し、アスペ、クラウザー、ツァイリンガーに贈られた。