Authors Guild v. Google(オーサーズ・ギルド対グーグル)
Googleブックスをめぐる10年がかりの争いで、2015年に、検索のための数百万冊のスキャンはフェアユースと判断された。
Googleは2004年から、大学図書館の蔵書を権利者に断らずにスキャンし、全文検索と短い抜粋(スニペット)の表示を提供した。Authors Guildは2005年に提訴した。2008年の和解案はGoogleを孤児作品の集中管理者のような立場に置くものだったが、デニー・チン判事は2011年に行き過ぎだとして却下した。
チン判事は続いて本案に進み、2013年にこの事業はフェアユースだと判断した。第2巡回区は2015年、ピエール・リーヴァル判事の意見でこれを支持した。リーヴァル判事は「変容的利用」という概念を提唱した当人である。書籍を検索可能にすることは新たな目的に資し、スニペットは購入の代替にならない、というのが理由だ。連邦最高裁は2016年に上告を受理しなかった。この判決は、いまやAI学習をめぐる紛争で誰もが引く先例になっている。