Application Transaction Counter (ATC)
EMVチップの内部にあり、取引のたびに1ずつ増えることで、複製カードを見破る手がかりになるカウンタ。
ATCはタグ9F36に格納される2バイトの値である。チップは取引が始まるたびに、購入が承認されたかどうかにかかわらずこれを1増やす。値はアプリケーションクリプトグラムの計算に組み込まれ、オーソリゼーション要求とともに送信される。発行会社は、これまでに見た最大値を記録している。同じ値が2度現れたり、大きな値の後に小さな値が来たりすれば、古い電文が再送されたか、カードが複製されたということになる。
完全なクリプトグラムを載せる余地のない磁気ストライプモードの非接触決済では、代わりにこのカウンタから動的CVVが生成される。上限は65,535回で、到達するとカードは使えなくなる。それを気にした人はいない。その前にカードの有効期限が来るからだ。