ANSIエスケープコード
ESCで始まる文字列で、端末に文字を表示させる代わりにカーソル移動・色の変更・画面消去を行わせる。
規格としての正式名称はECMA-48(1976年)で、1979年にANSI X3.64として採用されたが、実際に普及させたのは1978年のDEC VT100端末である。多くのシーケンスは制御シーケンス導入子(CSI)ESC [で始まり、数字と末尾の英字が続く。ESC[2Jは画面消去、ESC[1;31mは太字の赤を意味する。末尾のmはSGRと呼ばれる色・装飾の命令で、あらゆるANSIアートとBBSのメニューはこれで描かれていた。
PCではANSI.SYSを通じて使えるようになり、BBSでは色付きのメニューが見えるか文字化けの壁が見えるかを左右した。その後256色や24ビットカラーの拡張も加わった。Windowsのコンソールが標準で解釈するようになったのは2016年で、規格から40年。人はこれほど長く不便に耐えられるものらしい。