AI-complete
解くには汎用知能が必要だと想定される問題。つまり、AIそのものを事実上解かない限り解けない問題のこと。
この用語は計算複雑性理論のNP完全に意図的に掛けたものだが、その厳密さはない。「AI完全」とされる問題どうしの間に、形式的な帰着は存在しない。古典的な例は、機械翻訳、画像理解、意味のある会話だった。
この言葉は面白い経年変化をたどった。1990年代にAI完全と呼ばれた問題のいくつかは、今や言語モデルがそれなりにこなしているが、汎用知能が到来したと主張する人はいない。それは問題そのものよりも、私たちが難しさをいかにうまく見積もれないかを物語っているのだろう。