エイドリアン・ポーター・フェルト
詳細情報
- 所属
- UCバークレー、Google
- 代表的業績
- Androidのパーミッション研究、Chromeの「保護されていない通信」表示
使えるセキュリティ(ユーザビリティ)を計測可能なものにし、ただのHTTPを「安全でない」とChromeに表示させた研究者兼エンジニア。
UCバークレーの博士課程でデイヴィッド・ワグナーに師事したフェルトは、Androidのパーミッションの仕組みを調べ上げた。「Android Permissions Demystified」(2011年)は、調査対象アプリの約3分の1が、使う以上の権限を要求していたことを明らかにした。原因はしばしばドキュメントの誤りだった。その後の研究では、権限の確認画面を読んで理解しているユーザーがほとんどいないことも示された。
GoogleではChromeのセキュリティUIを率い、人が実際に従う証明書警告を作り、2018年からはHTTPSで配信されないすべてのページに「保護されていない通信」と表示するようにした。ウェブの暗号化を進めるうえで最も効いた一手の一つで、新しい暗号技術はなく、適切な場所に置かれた一言だけだった。