アダム・ラングレー
GoogleのTLSエンジニア。BoringSSLからChromeでのポスト量子の試験まで、ウェブの通信暗号化の多くを静かに作り直してきた。
ラングレーは、認証局に署名したものをすべて公開ログに載せさせるCertificate Transparency(RFC 6962、2013年)の共著者である。2014年のHeartbleedの後、GoogleがOpenSSLをフォークしてBoringSSLを作ると、その顔となった。AESのハードウェアがない携帯向けにChaCha20-Poly1305をChromeに押し込み、X25519に関するRFC 7748や、Shay Gueron、Yehuda LindellとのAES-GCM-SIVも共著した。
2016年にはChromeでCECPQ1を実施した。鍵交換でX25519とポスト量子アルゴリズムNewHopeを組み合わせる実験で、ポスト量子が流行語になるずっと前のことだ。彼のブログImperialVioletは、現役のTLS実装者が「なぜ物事がこうなっているのか」を説明する、数少ない場所のひとつである。