1-Wire
Dallas Semiconductorが生んだ、データ線1本とグランドだけで動くバス。同じ線で機器に給電までしてしまう。
信号線はプルアップ抵抗で High に保たれ、通信中の側が Low に引き下げる。ビットは、マスターが開始するタイムスロット内の短い Low パルスか長い Low パルスで表現される。各デバイスには出荷時に焼き込まれた64ビットの固有 ROM ID(ファミリコードと CRC を含む)があり、探索アルゴリズムによって、マスターは事前設定なしでバス上の全デバイスを列挙できる。寄生電源モードでは、デバイスは線が High の間にコンデンサを充電し、Low の間はその電荷で動く。
速度は約16kbit/sと控えめだが、10メートルのケーブルの先にある DS18B20 温度センサーには何の問題もない。同じ技術は iButton にも使われており、今でも扉や共用ランドリーの鍵として現役だ。タイミングがシビアなので、割り込みを止めてビットバンギングで実装されることが多い。