ZeroTier
インターネット越しに仮想イーサネット(L2)ネットワークを作るメッシュVPN/SDN。世界中の機器が同じLANにいるかのように振る舞う。
通信はピアツーピアで、調整だけを中央が担う。Tailscaleの競合だが、動作する層が一段低い。TailscaleがWireGuard上のL3(IP)なのに対し、ZeroTierはL2スイッチをエミュレートするため、ブロードキャストやIP以外のプロトコルも流せ、本物のLANのように動く。ゲームやレガシープロトコル、サブネット丸ごとの接続に向く。
暗号化とP2Pプロトコルは独自のもので、「root」「planet」と呼ばれるサーバーがノード同士の発見を助ける(TailscaleのDERPや調整サーバーに相当)。自前のコントローラーでセルフホストもできる。用途は、離れた拠点の機器の接続、IoT機器群、ネット越しのLANパーティなど。ただしL2オーバーレイは強力な反面、ブロードキャストでやや騒がしくなる点が、純粋なL3メッシュとの違いである。