ゼロ相関攻撃
相関がちょうどゼロになる線形近似を見つけ、暗号をランダムな置換と区別する攻撃。
通常の線形解読法は、偶然から外れた偏りをもつ近似式に頼る。ゼロ相関攻撃はその逆に、暗号の一部区間で相関が厳密にゼロとなる近似式を使う。正しい鍵候補では統計量が消え、誤った鍵候補では消えないため、十分な数の平文・暗号文の組があれば、その暗号をランダム置換から識別できる。
この手法は2011年に提案され、主に段数を減らしたブロック暗号に適用されてきた。鍵の回復ではなく識別攻撃だが、暗号が安全と言える段数を見積もるための物差しとして使われる。