YugabyteDB
PostgreSQL とワイヤ互換な分散 SQL データベース(2017年)。分散ストレージ層の上に、Postgres のクエリ層をそのまま流用している。「グローバルに分散できるスケーラブルなリレーショナルデータベース」という領域で、CockroachDB の競合にあたる。
アーキテクチャは、PostgreSQL のクエリエンジン(YSQL)を、Raft による合意でレプリケーションし、自動シャーディング(「タブレット」)を行う分散ドキュメントストア DocDB の上に載せたものだ。利点は、水平スケーリング、ノードやゾーンの障害への耐性、そして Postgres 互換(既存のドライバーや ORM が動く)こと。Cassandra 互換の API(YCQL)も持つ。トレードオフは、分散トランザクションのため単一ノードの Postgres よりレイテンシが高く、運用も複雑なことだ。オープンソース(Apache 2.0)で、商用クラウドもある。競合には、独自の SQL 方言を持つ CockroachDB、プロプライエタリな Google Spanner、MySQL 互換の TiDB がある。Yugabyte の売り文句は、差別化要因としての「本物の Postgres 互換」である。