YARA
ファイル内のパターンで悪意あるコードを識別するためのルール言語。VirusTotalのVictor Alvarezが作り、2013年に公開された。「マルウェア向けのgrep」とも呼ばれる。
ルールは、文字列(テキスト、16進列、正規表現)と、どの組み合わせを一致とみなすかを定める条件からなり、ファイルサイズやPEヘッダーの情報と組み合わせることも多い。ハッシュ比較に対する利点は汎化性にある。ハッシュは1つのファイルにしか一致しないが、よく書かれたルールは将来の亜種を含むファミリー全体を捉える。攻撃者は多くを変えても、すべてを変えることはまずないからだ。インシデント対応、メモリ解析、スレットハンティングで使われ、ルールセットはセキュリティチーム間で公開共有されている。弱点は誤検知で、一般的すぎるルールは正規のソフトウェアにも反応する。YARA-XはRustによる書き直し版である。