Xen
ケンブリッジ大学コンピュータ研究所で生まれ、2003年に公開されたタイプ1ハイパーバイザー。パブリッククラウド第一世代を丸ごと支えた存在で、AWS EC2は十年以上Xenの上で動いていた。
革新は準仮想化だった。ハードウェアをエミュレートする代わりに、ゲストOSを改変してハイパーバイザーを直接呼び出させることで、CPUベンダーの仮想化拡張が登場する前にほぼネイティブの性能を実現した。構成は、ドライバーを持つ特権Linuxドメインのdom0と、ゲストのdomUに分かれる。Intel VT-xやAMD-Vが登場すると準仮想化の意義は薄れ、カーネルの下ではなくLinuxカーネルの中に入るKVMが利用の多くを奪った。Amazonは2017年からKVMベースのNitroへ移行している。Xenは今もXCP-ng、Citrix Hypervisor、Qubes OSの中で生き続けている。