XCBC-MAC
CBC-MACを任意長のメッセージに対して安全にした改良版。代償として、鍵を3本持ち歩くことになった。
ジョン・ブラックとフィリップ・ロガウェイが2000年のCRYPTOで発表した。素のCBC-MACが安全なのは、すべてのメッセージが同じ長さのときだけである。長さが可変だと、タグ付きの2つのメッセージをつなぎ合わせ、有効なタグを持つ第3のメッセージを作れてしまう。XCBCは、最終ブロックを暗号化する前に、パディングが必要だったかどうかに応じて2本の追加鍵のどちらかとXORすることでこれを防ぐ。
AES-XCBC-MAC-96は2003年にRFC 3566となり、IPsecで使われた。ただ、独立した鍵が3本あるのは面倒で、岩田と黒澤のOMACが追加鍵を1本の鍵から導出する方法を示した。それがCMACとなり、現在ではXCBCにほぼ取って代わっている。