ライトプリコンペンセーション
混み合った内周トラックで、隣り合うビット同士が押し合ってずれるのを打ち消すため、磁束反転の一部をわざと早めまたは遅らせて書く技術。
内周トラックでは磁束反転の間隔が詰まり、互いの磁界が相手を横に引っ張るため、読み出しピークが本来のタイミングからずれる。これがビットシフトである。ライトプリコンペンセーションは、影響を受ける反転を基準より少し早く、または遅く書くことで補正する。
ST-506時代のMFM/RLLドライブでは、プリコンペンセーションを何番のシリンダから始めるかをBIOSに設定する必要があった。「ランディングゾーン」の隣にあるこの項目の意味を理解している人は少なかったが、誰もが何かしら数字を入れていた。のちのドライブは値をコントローラに内蔵し、尋ねてこなくなった。