Vault
パスワード、APIキー、証明書などのシークレットを、環境変数や設定ファイルに置く代わりに保管し、必要に応じて払い出す仕組み。2015年にHashiCorpが公開した。
本当に面白いのは保管そのものではなく、動的シークレットだ。アプリケーションがデータベースのアカウントを要求すると、Vaultがその場で有効期間1時間のアカウントを作り、リースが切れれば削除する。漏洩したパスワードはほぼ即座に無価値になり、ローテーションはプロジェクトではなく既定の状態になる。認証にはKubernetes、クラウドプロバイダのID、OIDC、AppRoleを使えるので、最初に渡すパスワードが要らない。transitエンジンは「サービスとしての暗号化」を提供し、鍵はVaultの外に出ない。2023年のBSLへのライセンス変更をきっかけに、Linux Foundationの下でOpenBaoがフォークされた。HashiCorpはIBMに買収された。