タイプインプログラム
コンピュータ雑誌や書籍にソースコードとして印刷され、読者が手で打ち込んだソフトウェア。
ホームコンピュータの全盛期、紙は最も安い配布媒体だった。雑誌や書籍はゲームやユーティリティをBASICのリストとして載せ、ときにはマシン語を10進数で並べたDATA文が何ページも続いた。読者は何時間もかけて書き写し、結果をテープやディスクに保存し、動かなければ打ち間違いを探した。
雑誌側は、行ごとにコードを出すチェックサムユーティリティで対抗し、実行前にミスを見つけられるようにした。退屈な作業だったが、まさにこの方法でプログラミングを覚えた人は多い。コードの組み立てを目にし、いじり、打ち込んでいるものを次第に理解できたからだ。Chris HülsbeckのSoundmonitorのような本格的なツールもこの形で流通した。付録のテープやディスクが普及すると、この形式は廃れた。