TTL (IP)
Time To Live。IPヘッダの8ビットのフィールド(IPv6ではHop Limit)で、ルータを1つ越えるたびに1ずつ減る。0になるとパケットは破棄され、送信元にICMP「Time Exceeded」が返る。ルーティングループ対策の仕組み。
初期値はOSごとに異なり、Linuxは64、Windowsは128、Solarisは255である。ループの防止以外にも用途があり、tracerouteはTTLを利用する。TTL=1、2、3…とパケットを送ると、各ホップがそれを破棄してICMP応答を返すので、経路上のルータが順に判明する。「生存時間」という名前は紛らわしく、実際は秒ではなく「生存できるホップ数」だ。マルチキャストのTTLは到達範囲を制限する。OSのフィンガープリントにも使われ、TTL=64ならLinux/Mac、128ならWindowsの可能性が高い。なお、DNSのTTL(キャッシュ期間)は別の概念である。