TR-31
共通鍵の用途・アルゴリズム・モードを鍵データ自体に結びつける鍵ブロック形式。
TR-31はANSI X9が定めた技術報告書で、決済システムにおける共通鍵の鍵ブロックを規定する。ブロックには用途コード、アルゴリズム、モードを収めたヘッダがあり、ブロック全体が暗号学的MACで保護される。したがってPIN検証用の鍵を別の目的に流用すると、MAC検証に失敗する。
この規格は後にANSI X9.143に引き継がれたが、業界ではTR-31という名前が今も広く通用している。教訓は、鍵の種類はたまたま16バイトである単なるバイト列ではなく、セキュリティ上のデータだということだ。