IT用語集 › ネットワーク › TCP Reno

TCP Reno

ネットワーク Svenska → 更新: 2026-10-23

古典的なTCP輻輳制御アルゴリズム。1990年登場のRenoはTahoeに高速回復を加えたもので、後のCUBICやBBRに置き換えられる前の土台である。

輻輳ウィンドウ(cwnd)を1に戻さず半分に減らすのが高速回復の要点で、全体はAIMD(加算増加・乗算減少)で動く。ただし現代の長距離回線では保守的すぎ、cwndの伸びが遅くてスループットが帯域×RTTに届かない。1つのウィンドウ内の複数ロスはNewReno(1996年)が扱い、Vegas(1995年)は遅延ベースの別路線を試みた。SACKと高速再送で近代化も進んだ。今日のRenoは主に教育用と組み込み向けで、LinuxはCUBIC、一部のBSDはNewReno、BBRは任意選択が標準だ。それでも輻輳制御の講義は必ずRenoから始まる。

← 用語集に戻る