SRv6
Segment Routing over IPv6。パケット自身がIPv6ヘッダ内の「セグメントID」(SID)のリストでネットワーク内の経路を指定する。経路を決めるのは送信側で、コア網はフローごとの状態を持たない。MPLSの現代的な後継と見られている。
仕組みはこうだ。SRH(Segment Routing Header)が128ビットSIDのスタックを保持し、各SIDはアドレスであると同時に命令(「ノードXへ行き、機能Yを実行せよ」)でもある。利点はトラフィックエンジニアリング、高速再ルーティング(TI-LFA)、そしてLDPやRSVP-TEのようなシグナリングプロトコルなしのサービスチェイニングである。多くの通信事業者がコアの簡素化とIPv6ネイティブ化のためMPLSからSRv6へ移行しつつある。トレードオフはヘッダの大きさと、ハードウェアの成熟度にばらつきがある点。セグメントルーティングの考え方を、MPLSラベルの代わりにIPv6で実現したものだ。