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スピンビット

ネットワーク Svenska → 更新: 2026-10-22

QUIC ヘッダの中で暗号化されずに残された1ビット。途中経路の誰かが往復遅延(RTT)を測れるようにするためだけに存在する。何も漏らさないはずのプロトコルに、意図的に設けられた例外である。

端末は、受け取った最新のパケットのスピンビットの値を、自分が送るパケットに折り返して載せる。サーバーは値を反転せずに折り返し、クライアントは反転して送り返す。そのため、このビットは往復ごとに1回ずつ反転する。経路上の観測者は、反転と反転の間隔を測るだけで、中身を一切見ずに RTT を見積もれる。事業者にとっては、障害切り分けのための数少ない手がかりになる。

プライバシーへの配慮として、実装は接続の一部でスピンビットを無効にし、ランダムな値を送ることが求められる。観測できる側の便宜と、暗号化の原則との折衷案だ。QUIC の仕様(RFC 9000)に含まれる。

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