SPFレコード
Sender Policy Framework。ドメインに代わってメールを送ってよいサーバーを列挙するDNSレコード。受信側が送信元の偽装を見抜くために使う。DKIM、DMARCと並ぶ、なりすまし対策の三本柱の一つ。
ドメインの管理者はDNSにTXTレコード(v=spf1 include:_spf.google.com ~all など)を公開し、許可する送信元IPやサーバーを列挙する。メールを受け取ったサーバーは、送信ドメインのSPFレコードを引き、送ってきたサーバーのIPが含まれているかを確認する。含まれていなければ偽装の可能性が高い。
限界もある。SPFが検証するのは「エンベロープFrom」だけで、ユーザーに見える差出人アドレスではない。そのため攻撃者はSPFを通過しつつ偽の差出人を表示でき、転送されるとSPFは壊れる。だからSPF単独では足りず、署名によるDKIMと組み合わせ、表示上の差出人まで検証して受信側の扱いを指示する DMARC でまとめる。メール認証の基礎となる仕組みだ。