sl(蒸気機関車)
ls の代わりに sl と打つと、ターミナルを ASCII アートの蒸気機関車が走り抜ける。
1993年に豊田正史が、いい加減な指への罰として書いた。ls を打ち間違えると、炭水車と客車を従えた ASCII の機関車が画面を右から左へ煙を上げて走り、通り過ぎるまで何もできない。Ctrl-C をわざと無視するのだ。-a(事故で、乗客が助けを求める)、-l(小さな機関車)、-F(空を飛ぶ)といったオプションも、状況を良くはしない。
sl は今も Debian を含むほとんどの Linux ディストリビューションのリポジトリにあり、三十年を経て、より真面目なソフトウェアよりも長生きしている。Unix の文化には、昔から ASCII アートのような遊び心を受け入れる余地があったことを示す、最も分かりやすい例の一つだ。