Skeleton Key
ドメインコントローラーのメモリにパッチを当て、一つのマスターパスワードでドメイン内のあらゆるアカウントにログインできるようにする手口。本来のパスワードも変わらず使える。
この攻撃はディレクトリを何も変更せず、ディスクにも何も書き込まない。やることは、認証プロセス内の暗号処理をメモリ上で書き換え、アカウント本来の鍵に加えて注入された鍵でもログインが通るようにすることだ。本物のパスワードが使えたままなのがまさに肝で、ユーザーは何も気づかず、何も止まらない。侵入のための道具というより、静かな永続化のための道具である。代償は、再起動すれば全部消えることと、認証がより弱いアルゴリズムへ落とされることで、ログ上で実際に見つかるのはこの降格のほうだ。対策はCredential Guard、保護されたLSAプロセス、暗号方式のダウングレードの監視である。