共有メモリ
最速のプロセス間通信。二つのプロセスが同じ物理メモリページをマップし、コピーなしで互いのデータを読む。
パイプ、ソケット、メッセージキューといった代替手段はカーネルを経由し、少なくとも一度はコピーが発生する。共有メモリのコストはマッピングだけで、その後のアクセスは普通の変数と同じ速さになる。代償は同期を自分で行う必要があることだ。カーネルは守ってくれないので、ミューテックスやセマフォを共有領域の中に置かなければならず、競合状態は自己責任になる。POSIX 系では shm_open のあとに mmap を使い、Linux では /dev/shm を通常のファイルとして扱うこともできる。データベース(PostgreSQL はバッファプール全体をここに置く)、グラフィックスのスタック、共有キャッシュで使われる。shmget を使う古い System V 方式も残っているが、ライフサイクル管理は不格好だ。