選択的確認応答(SACK)
TCPのオプション(RFC 2018、1996年)。受信側が順番通りの最新分だけでなく、実際に届いたパケットを正確に送信側へ伝え、失われた分だけの再送を可能にする。
SACKがない場合は累積ACK(「seq Xまで受け取った」)しか返せず、ウィンドウ内のパケットYが失われると、送信側はYとそれ以降をすべて再送する。SACKがあれば、受信側は「Xまで受信、Yは欠落、Z以降は受信済み」と伝えられ、再送されるのはYだけで済む。Wi-Fiやモバイルのような損失の多い回線では効果が大きい。SYNに含まれるSACK Permittedオプションで双方の対応を確認し、両方が対応していれば使われる。現代のOSではほぼ標準で有効になっている。