安全性レベル
既知の最善の攻撃に要する作業量をビットで表した指標。128ビットの安全性とは、およそ2¹²⁸回の演算が必要という意味である。
性質の異なるアルゴリズムを同じ物差しで比べるための数字だ。健全なブロック暗号では、総当たりが最善手なので安全性レベルは鍵長と一致し、AES-128なら128ビットになる。RSAは事情が違い、素因数分解が鍵の総当たりよりずっと速いため、128ビットを得るにはRSA-3072が要る。楕円曲線は鍵長のおよそ半分が強度になり、P-256で128ビットだ。
NIST SP 800-57が換算表を管理しており、下限は112ビット。80ビットはもはや認められない。ただしこの数字は「既知の最善の攻撃」に基づく上限であって保証ではない。新しい暗号解読で一夜にして下がりうるし、グローバーのアルゴリズムを使う量子計算機は共通鍵暗号の強度を半分にする。