ルート集約
複数の個別ネットワークのプレフィックスを、経路広告の中で一つの大きなもの(スーパーネット)にまとめること。ルーティングテーブルが小さくなり、不安定さも外へ見えなくなる。内側のリンクがフラップしても、集約の外には伝わらないからだ。
たとえば、10.1.0.0/24、10.1.1.0/24、10.1.2.0/24、10.1.3.0/24を個別に広告する代わりに、四つすべてを含む10.1.0.0/22を広告する。得られるものは三つ。ルーティングテーブルの縮小(メモリとCPUの節約、検索の高速化)、安定性(内側のリンクのフラップで集約経路が変わらず、外へ更新が流れ続けない)、そして設計の単純化である。
条件は、アドレス設計が階層的で連続したブロックになっていること。IPアドレスを計画的に設計すべき大きな理由の一つだ。集約はエリアやASの境界(OSPFのABR、BGPのアグリゲーション)で行う。CIDRとプレフィックス計算が土台にあり、スケーラブルなネットワーク設計の要である。