ロバート・シフリーン(Robert Schifreen)
1984年にPrestelへ侵入してフィリップ殿下の私書箱を読んだイギリスのジャーナリスト。無罪となったことで、英国初のコンピュータ犯罪法が生まれた。
シフリーンと同じくジャーナリストのスティーブ・ゴールドは、ブリティッシュ・テレコムのビデオテックスサービスPrestelのテスト用アカウントを入手した。ユーザー名は22222222、パスワードは1234である。そこからシスオペのアカウントに到達し、エディンバラ公のメッセージを含め何でも読めた。2人はBTに報告したが、BTの返事は警察への通報だった。
当時はハッキングを処罰する法律がなく、パスワードは「偽造された文書」だという理屈で偽造罪で起訴された。1986年に有罪となったが控訴審で覆り、1988年には貴族院が、この法律は事案に当てはまらないと判断した。議会はこの空白を1990年のコンピュータ不正使用法で埋めた。シフリーンはその後、セキュリティに関する執筆や講演を続けている。