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リターンスタックバッファ(RSB)

ハードウェア Svenska → 更新: 2026-10-23

関数呼び出しからの戻りアドレスだけを予測する、CPU内の小さなハードウェアスタック。汎用の分岐予測器より速く、正確に当てる。

別個に設けられている理由は、関数からの戻りが特殊な間接ジャンプだからだ。飛び先(戻りアドレス)は後入れ先出しという厳密な規則に従い、まさにスタックそのものである。RSBはcallとretの対応をなぞる。callのたびに戻りアドレスを積み、retのたびにそれを取り出して、CPUはそこから投機的に命令を取ってくる。戻りの予測では、汎用のBTBに任せるよりはるかに正確だ。

弱点は容量で、典型的には16〜32エントリしかない。深い再帰や対応の崩れたcall/retはRSBをあふれさせ、予測ミスを招く。BTBと同様、RSBの挙動もサイドチャネル攻撃(Spectre-RSB、Retbleed)に悪用されてきた。地味だが重要な予測機構である。

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