プロキシARP
ルーターが他のホストに代わってARP要求に応答すること。実際には別サブネットにあるIPに対し、自分のMACアドレスを返す。ホスト同士は間にルーターがあることを知らずに、同じネットワークにいるかのように通信できる。
かつての使い道はこうだ。ネットマスクが誤っている(または未設定の)ホストはネットワーク全体がローカルだと思い込み、別サブネットのIPをARPで探す。ルーターが自分のMACで応答して転送するので、正しいルーティング設定がなくても「透過的に」動いてしまう。サブネットのブリッジや、一部のWAN/VPN構成にも使われた。欠点は、ネットワーク構成が見えなくなる、ARPテーブルが膨らむ、設定ミスを覆い隠す、攻撃に悪用されうる、など。現在の見方は、プロキシARPは避けてルーティングを正しく設定すべきというもので、ほぼレガシーの遺物である。ルーターのインターフェースごとに有効/無効を切り替える。自発的な更新であるGratuitous ARPや、悪意あるARPスプーフィングとは別物だ。