フィリップ・ハラム=ベイカー
CERNの初期のWeb仲間から証明書ビジネスへ進み、CAAレコードの標準を書いた英国のセキュリティアーキテクト。
ハラム=ベイカーは1990年代初頭のCERNで、守るに値するユーザーがまだいないWebのために、HTTPのセキュリティを構想していた。のちにVeriSignの主任研究員となり、SAML、XKMS、WS-Securityといったあらゆるものが署名付きXMLになるはずだった時代のXMLセキュリティ標準に貢献した。
認証局Comodoの研究者としてRob Stradlingとともに、2013年にRFC 6844を共同執筆した。ドメイン所有者が、そのドメインの証明書を発行してよいCAを名指しするDNSレコード、CAAを定めたものである。2017年以降、公開CAはすべてこれの確認が必須となっている。2008年には『The dotCrime Manifesto』を著し、ネット犯罪との戦いはユーザー教育ではなくインフラで行うべきだと論じた。