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フィル・カーン

セキュリティ Svenska → 更新: 2026-10-24

アメリカの技術者でアマチュア無線家。紙なら輸出できるコードが、フロッピーディスクだと輸出できないのはおかしいと、1994年に国務省を訴えた。

コールサインKA9Qで知られるカーンは、パケット無線向けのTCP/IPスタックKA9Q NOSを書き、1980年代後半に普通のPCをインターネットにつないだ。1987年にはクレイグ・パートリッジとともに「カーンのアルゴリズム」を発表している。再送されたパケットでは、どの送信に対する確認応答なのか区別できないので、そのサンプルを往復時間の推定に使ってはいけない、という内容だ。のちに長年クアルコムに勤めた。

だが、もっとも引用されるのは法律面の功績である。暗号戦争のさなか、ブルース・シュナイアーのApplied Cryptographyは書籍としては輸出できたのに、まったく同じソースコードを収めたディスケットは輸出できなかった。カーンは両方について判断を求め、その不条理な回答を書面で手に入れた。1996年の地裁では敗訴したものの、輸出規制の理屈が公の場で滑稽に見えるようになった。狙いはおそらくそこにあった。

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