PCIe 6.0
PCI Expressの第6世代(仕様策定2022年)。信号方式をNRZからPAM4(4値電圧)に変えて、レーンあたり64 GT/sと帯域を倍増させた。x16構成で約128 GB/sになり、まずAI・データセンター向けに使われる。
要点はPAM4で、1シンボルあたり2ビットを運ぶため、周波数を上げずに転送速度を倍にできる。代償として信号対雑音比が悪化するので、前方誤り訂正(FEC)と新しいFLITベースのフレーミングが必須になった。需要を牽引するのはAIアクセラレータ、800 GbEのような高速NIC、帯域を欲しがるCXLメモリプーリングである。旧世代との後方互換性はある。PCIe 7.0(仕様2025年)はすでに128 GT/sを目指している。コンシューマ向けは大きく遅れていて、デスクトップは5.0止まり、6.0が現れ始めたのも2024〜2025年のサーバー級に限られる。CXLの発展と密接に結びついている。