OMAC
可変長の問題を解決した、鍵1本のCBC-MAC変種。CMACの前身にあたる。
OMACは2003年に岩田哲と黒澤馨が発表した。CBC-MACの現実の欠陥を解消するもので、素のCBC-MACは固定長のメッセージにしか安全でなく、長さをまたいで偽造できる。OMACは最後のブロックを、ブロック暗号の鍵から導出した値でマスクするため、1本の鍵であらゆる長さのメッセージを扱える。
NISTは2005年にOMAC1を、SP 800-38BのCMACとして標準化した。OMACの名前が残るのはもっぱら論文の中である。仕様書にCMACとあれば、それは同じ発想を、標準に載せやすい名前で呼んだものだ。