OCuLink
PCIeのレーンをそのまま筐体の外へ引き出すケーブル規格(SFF-8611/8612)。ハンドヘルドゲーミングPCの外付けGPUでよく使われる。
Thunderboltのプロトコルオーバーヘッドがなく、ほぼ素のPCIe帯域が得られるため、ROG Allyや一部のミニPCにデスクトップ用GPUをつなぐ用途で人気がある。OCuLink x4(PCIe 4.0)なら生のレーンで約64 Gbpsが出て、遅延も小さいので、外付けGPUの性能低下が少ない。弱点はホットプラグの使い勝手が悪いこと、ケーブルで給電できないこと、消費者向けとは言いがたいこと。実質、内部のPCIeポートを外に出しただけのものだ。
出自はサーバーやストレージの世界で、NVMeバックプレーンの接続に使われていた。2023〜2024年にハンドヘルド改造の界隈で一気に注目された。Thunderbolt/USB4との違いは、OCuLinkはPCIeそのもので、トンネリングを挟まないこと。単純で速いが、むき出しの規格だ。ノートPCのPCIeを引き出すM.2-OCuLink変換アダプターも出回っている。