ノンシステム
OSを切ってハードウェアを直接操作するAmigaソフト。速くて効率的だが、Workbenchに戻る道はない。
ノンシステムの作品はフロッピーからブートし、マルチタスクと割り込みを止めて、カスタムチップのレジスタに直接書き込む。対象はCopper、ブリッター、オーディオ、ディスク制御だ。ファイルシステムの代わりに自作のトラックローダーを使い、trackdisk.deviceを迂回する。ラスターラインの一本一本、Chip RAMの一バイト一バイトがプログラムのものになる。7MHzのマシンでデモやアクションゲームが求めたのは、まさにそれだった。
代償は後で来た。標準の68000を積んだOCS機を前提にしたコードは、高速なCPUや新しいチップセットでは動かなくなり、ハードディスクへのインストールもできなかった。WHDLoadの存在意義の大半は、まさにこの種のソフトにパッチを当てて現代のシステムから起動し、終了後にOSへ制御を返せるようにすることにある。