ニール・コブリッツ
詳細情報
- 生誕
- 1948年
- 所属
- ワシントン大学
- 代表的業績
- 楕円曲線暗号、超楕円曲線暗号
1985年、ビクター・ミラーとは独立に、楕円曲線の上に暗号を組み立てることを提案したアメリカの数論研究者。
着眼点は、楕円曲線上の点がなす群の離散対数問題には、通常の有限体にある近道が存在しないことだった。そのおかげで、はるかに短い鍵で同等の安全性が得られる。実用化には数十年を要したが、今ではECDSAからCurve25519まで、あらゆるものの土台になっている。1989年には超楕円曲線へと研究を広げた。
後年のコブリッツは批評家としての顔のほうが知られる。アルフレッド・メネゼスとともに「Another Look at Provable Security」シリーズを書き、暗号の安全性証明の多くは主張するほどのことを証明していないと論じた。学会で万人に好かれる結果にはならなかったが、それがそもそもの狙いでもあった。