ナーデム・アルファルダン
博士課程の学生のうちに、2013年にTLSに残っていた二つの暗号の選択肢を両方とも葬る手助けをした研究者。
アルファルダンはロイヤル・ホロウェイでケニー・パターソンの指導の下で博士号を取った。2013年2月に二人は、TLSとDTLSのCBCモードに対するタイミング攻撃Lucky Thirteenを発表した。名前はMACに入力される13バイトのヘッダーに由来する。パディング長ごとのわずかな時間差からパディングオラクルが作れ、根本原因はMAC-then-encryptを選んだプロトコルの古い設計判断だった。
当時CBCを避けたい人への定番の助言はRC4への切り替えだった。数週間後、アルファルダン、パターソン、ダニエル・J・バーンスタインらは、RC4で暗号化されたTLSから平文を取り出す統計的攻撃を発表した。出口を二つとも塞がれて、AES-GCMへの移行は一気に加速した。