MP-QUIC
マルチパスQUIC。1本のQUIC接続で複数のネットワーク経路を同時に使えるようにするIETFのドラフトで、MPTCPの後継にあたる。
スマートフォンはWi-Fiとモバイル回線の両方を持っている。MP-QUICはその両方を束ねて帯域を稼ぎ、電波が途切れても自動で切り替える。AppleのiCloudプライベートリレーも利用している。MPTCPに比べると、暗号化されたQUICストリームに組み込まれているため中間装置の干渉を受けにくく、モバイル環境での扱いも優れている。
普及の先頭に立つのはAppleとCloudflareで、Google Chromeは実験段階。標準化は2025〜2026年ごろの見込みとされる。高速なフェイルオーバーの効果は大きく、TCPのタイムアウトなら約5秒かかるところが50ミリ秒ほどで済む。