Mobileye
EyeQチップとカメラ映像認識で、数億台規模の車の運転支援を支えるイスラエル企業。高価なライダーに頼らず、前方カメラ1台で自動運転を目指す。
1999年、エルサレムでヘブライ大学教授のアムノン・シャシュアとジブ・アビラムが創業した。当時は異端の賭けだった。普通のカメラと十分に賢いパターン認識があれば、レーダー満載のセンサー群と同じように道路を読み取れる、という考えだ。STマイクロエレクトロニクスが製造するEyeQは、車線維持、自動ブレーキ、アダプティブクルーズコントロールの業界標準になった。
2017年にインテルが153億ドルで買収した。当時のイスラエル最大のテック買収である。2022年にはインテルが過半数の支配権を保ったままナスダックに再上場させた。競合はNvidiaのDriveプラットフォームやテスラ自前の画像認識スタックで、ライダーに頼らない姿勢は今も同社の看板だ。