MLS
Messaging Layer Security。大規模グループチャットのE2EEのためのIETF標準(RFC 9420、2023年)。TreeKEMにより数千人規模まで拡張でき、参加者の追加・削除が二乗で増えるSignalとは対照的である。
Cisco、Google、Meta、Wickr、Mozilla、Inriaが共同で設計した。二分木による非同期グループDHを使い、メンバーの追加・削除はO(n²)ではなくO(log n)で済む。Cisco Webexは2022年からMLSを使っており、DiscordやRingCentralが移行を進めている。MatrixはMIMIとの統合に取り組んでいる。Signalやその系統のMegolmとは異なる。Megolmは対称鍵のみでセッション内にメッセージごとの前方秘匿性がないが、MLSは両方を備える。