マイケル・G・リード
米海軍の研究所で、オニオンルーティングを考案した3人の研究者の一人。
マイケル・リードは米海軍研究所(NRL)に所属していた1995〜1996年に、ポール・サイヴァーソン、デイヴィッド・ゴールドシュラッグとともにオニオンルーティングを開発した。発想は、メッセージを中継ノードごとに一層ずつ暗号化することだ。各ノードは、パケットがどこから来てどこへ行くかしか知らず、両端を同時に知ることはない。論文『Hiding Routing Information』(1996年)と『Anonymous Connections and Onion Routing』(1998年)が基礎を築いた。
目的は公共のネットワーク上で米政府の通信を守ることだったが、そこで厄介な事実に気づく。スパイしか使わないネットワークなら、使っていること自体が正体を明かしてしまう。匿名性には紛れ込むための群衆が必要であり、だからこの技術は誰にでも公開された。後継のTorは、2002年からロジャー・ディングルダインとニック・マシューソンが築いた。