メルトダウン
ユーザー空間のプロセスが、投機的実行とキャッシュのタイミング漏えいを使ってカーネルメモリを読めてしまう CPU の脆弱性(CVE-2017-5754、2018 年 1 月公開)。
Intel 固有の問題である。パイプラインは、結果が最終的にコミットされるまでの間、特権領域の読み取りが権限チェックをすり抜けることを許していた。しかしその時点で、読まれたアドレスの内容はすでにキャッシュを変化させており、外部から測定できた。対策は Linux の KPTI(カーネルページテーブル分離)で、性能は 5〜30% 低下した。
Spectre とともに「マイクロアーキテクチャのサイドチャネル」という分野を開いた。以来、MDS、L1TF、Retbleed、Inception、Downfall、ZenBleed などが続いている。CPU のセキュリティは、一気に主流の関心事になった。