ミート・イン・ザ・ミドル攻撃
前方向と後方向の両側から計算し、途中で一致する値を探すことで、二重暗号化をほぼ無意味にする攻撃。
1977年に Whitfield Diffie と Martin Hellman が、DES の短い鍵長を批判する論拠の一部として示した。56ビット鍵で二度暗号化すれば鍵空間は112ビットになると思いたくなる。しかし既知の平文と暗号文の組が一つあれば、攻撃者は平文をあらゆる第一鍵で暗号化して結果を保存し、次に暗号文をあらゆる第二鍵で復号して、中間値が一致するものを探せばよい。
計算量は 2112 ではなく約 257 に落ちる。代償は膨大なメモリである。「二重DES」が普及せず、業界が一気に 3DES へ進んだのはこのためで、3DES は168ビット鍵から実効約112ビットの強度を得る。中間者攻撃(man-in-the-middle)とは全く別物なので混同しないこと。