IT用語集 › セキュリティ › Lucky Microseconds

Lucky Microseconds

セキュリティ Svenska → 更新: 2026-10-24

2015年に発表された攻撃。Amazonのs2nがLucky Thirteen対策として入れたランダム遅延は不十分で、乱数だけでは足りないことを示した。

Amazonは2015年、OpenSSLの軽量な代替としてTLSライブラリs2nを公開した。Lucky Thirteenへの対策は含まれていたが、完全な定数時間化ではなかった。その代わりに、復号失敗のたびにランダムな待ち時間を挟み、ノイズが信号をかき消すと見込んだのである。

マーティン・アルブレヒトとケネス・パターソンは、そうならないことを示した。時間差の原因は、パディングに応じてHMACが処理する圧縮ブロックの数が変わることにあり、待ち時間の粒度が粗いため、統計的に平均化して取り除くことができた。結果として、平文を復元できる実用的なパディングオラクル攻撃が成立した。Amazonは論文の公開前に欠陥を修正している。教訓は古いが何度でも繰り返す価値がある。ノイズは定数時間コードの代わりにならない。

← 用語集に戻る