LMハッシュ
1980年代後半のLAN Managerが使ったDESベースのパスワードハッシュ。数分で破れるほど弱い。
ほぼ全ての点で設計を誤っている。パスワードは大文字に変換され、14文字に切り詰められるか埋められ、7文字ずつの2つに分割される。それぞれがDESの鍵となり、固定文字列KGS!@#$%を暗号化して、2つの出力を連結する。ソルトはなく、同じパスワードからは常に同じハッシュができる。
致命的なのは分割だ。14文字のパスワード1つではなく、小文字を含まない7文字の問題が2つ独立して現れる。Ophcrackなどのツールは、普通のPCでレインボーテーブルを使ってこれを平らげた。WindowsがNTLMと並べてLMハッシュを保存するのをやめたのは、互換性のために長く続けた末の、VistaとServer 2008以降の既定動作からだ。