LLMNRポイズニング
DNSで名前が引けないとき、Windowsはローカルネットワーク全体に「この名前を知っている人はいるか」と尋ねるが、誰でも「知っている」と答えられてしまう。社内ネットワークへのペネトレーションテストで、ほぼ毎回最初に試される手だ。
名前解決に失敗すると、クライアントはUDP 5355のLLMNRやUDP 137のNBT-NSにフォールバックするが、どちらにも認証がない。同じセグメントにいる攻撃者がResponderを動かしてあらゆる問い合わせに答えれば、共有パスを打ち間違えた人が、何も知らずに攻撃者のマシンへ認証を行う。そこで得られるNetNTLMv2レスポンスは、hashcatのモード5600でオフラインクラックできるし、さらに効果的なのは本物のサービスへ中継(リレー)することだ。対策は簡単で無料で、グループポリシーで両プロトコルを無効にし、DNSがきちんと応答するようにすればよい。だがなかなか実施されず、だからこの手法は今も通用する。