L1/L2/L3キャッシュ
現代のCPUに一般的な3段階のキャッシュ。最速・最小のL1から最大・最低速のL3まで並ぶ。L1とL2はコアごとに専有、L3は通常全コアで共有する。
L1は最小(コアあたり32〜64kB程度)で最速(約4サイクル)。ほぼ必ず命令キャッシュ(L1i)とデータキャッシュ(L1d)に分かれ、同時にアクセスできる。L2は中規模(256kB〜数MB)で、約10〜15サイクル、コアごとに専有。L3(ラストレベルキャッシュ、LLC)は数十MBと大きく、約40サイクルと遅いが、全コアで共有されるため、コア間のデータ共有とキャッシュコヒーレンシが速くなる。設計上の論点には、階層間の包含関係(インクルーシブ/エクスクルーシブ)、連想度、AMDの大容量「3D V-Cache」(L3を上に積層)などがある。キャッシュの量と速度は、ゲームやサーバーの性能を左右することが多い。